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白と黒の対極

株式会社トミーウォーカーのPBW『シルバーレイン』の自キャラ燕糸・踊壺(b32648)とメイガス・モルガーナ(b04105)のブログです。 りんくふりぃです♪ コメント欲しい今日~♪

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此処に、破れたいくつかの紙片がある。
(======は破れていて解読不能である)
『2006年7月24日
この日、たった一つの助言によって===の==に成功。即時素体破棄。
====的な条件において不全が確認される。
これは最早人間にとって耐えることのできない致命的欠陥だった。
感情に任せて破棄したそれは、ほんの少しの残留思念を除き再生不可能と断定。
今日この場を持って、私の希望は己の手によって完全に絶たれた。
結社を放棄、かといって死ぬわけにも=るわけにもいかない。
私は仕方なく、私の生まれた故郷へと足を運ぶこととなった。
幸せだった頃の私の象徴、奈良へと。』

『2006年7月26日
予想はついていた、非日常に足を踏み入れたものは非日常を歩むほかないということは。
特に私のような大規模なスポンサーからはなれたものをゴースト共が放置し続けるはずもない。
おろか私は覚醒後学園県内を離れたこともなかった。
必死の逃亡生活の末に、リリス種のゴーストに腕の骨を粉砕される。
常時起動さえしていれば、3日で直るだろうが…世界結界に反応されれば学園に戻ることになるだろう。
研究レポートは手持ちの魔術指南内容を残し破棄した為問題はないが
何より私には居場所がなかった。』

『2006年7月29日
目を覚まし、腕も動かせるようになり、カレンダーで日時を確認できるようになった為レポートを再開する。
どうやら日本に集結している能力者組織は銀誓館だけではなかったようだ。
運悪くリリスの集団に遭遇した私は2年振りの被カニバリズム的な臨死体験を味わい
気がつけば運よく現地の能力者組織に保護されていた。
能力発現前の傷が完全再生しているところを見ると、これは事故再生のみに任されていた?
いや、どうやら回復系の広域アビリティを持つ新種の集団だったようだ。
これもどうやら魔弾術士同様、人間の技術の末に能力となった種別らしい。
東洋のメディウム魔術の系統における正装をした集団、彼らは男女関わらず自らを巫女と呼んでいた。』

『2006年9月1日
完治した私はそのまま現地組織の奥の間へ招待され事情の説明を要求される。
我が師===と共に完成させた魔術指南の様式を見せつつかいつまんで私の経緯を言うと
現地能力者の老体たちはそのままその組織の使役ゴースト…
彼らにとっては信仰の対象らしいが、その生贄にしようかと談義を始めた。
この組織に匿われて二日目には気づいていたことだが、どうやら能力者は18歳を超えれば自らが扱う超常の術と自らの常識との摩擦を起こし
精神に多大な悪影響を及ぼすことが確認された。
その中で、修行中であるところの巫女の一人が組織の上下関係を省みず私を匿うと言い出した。
その巫女はどうやらこの組織(結社?)の団長の娘であるらしく、その条件は承諾されこの身の安全は確保された。
私の身などどうでも良かったのだが…死ぬ場所は選びたかったため感謝しようと思う。
あぁ、今日この日出会った私の命の恩人、その名前を追記しておかなければなるまい。

彼女の名は《燕糸・八重架》、以後記憶の隅にとどめておくことにしよう。』
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メイガス・モルガーナ
銀誓館学園卒業生にしてフリーの魔弾術士
いや、彼女の専門は能力者としての戦闘ではなく
世界結界による忘却期の常識に埋もれた
魔弾、魔術の理論を初めとした超常の研究にある
その為、彼女はいつも大型のジープを乗り回し
世界中の魔術の痕跡を探している


「で、集めた資料の一部が盗まれたと?」

「困ったもの…ねぇ。」

踊壺の問いに、来客用のソファーでくつろぎながらメイガスは頷いた

「…まったく、それで数少ない知り合いの私を容疑者扱いかいな…」

「だって、他に私のレポートに用がある人間なんていると思う?」

メイガスのレポートは彼女の個人的な願望を叶えるために集めた
魔術の秘儀や超常現象の資料で埋め尽くされている
世界結界の恩恵を受けた-悪く言えば常識に染まった-一般人から見れば
それは頭がおかしくなった病人が書いた様な出鱈目の羅列でしかない

確かに、それを欲するような人物は
同じような過去を持っていると判る踊壺か
そうでなければ余程ネタに困ったファンタジー小説家くらいのものだろう

「だいたい、そんなん学園のお偉いさんや結社仲間に頼んで
探してもらえりゃええやん?
うちは探偵事務所やあらへんねんで?」

「…少し、油断が過ぎたかしら…ね?」

「…うん?」

腕を組んで呟いたメイガスの小言を踊壺は聞き逃さなかった

「あれはレポートの中でも古い方
私が昔例の結社で『実験』の末に得たデータよ。」

聞かれてしまったからには答えよう、とでも言いたげにメイガスは言った
口調には先ほどまでのような余裕はない

いつも彼女は語尾にね♪をつけたおかしな口調で話すが
それは彼女が周囲に対して好意的であるという主張であって
その余裕が無くなるという事の重要性を踊壺は察した

『実験』とは、メイガスが過去に違法の方法で集めた
膨大な量の詠唱銀を使い地下の結界内部で行った数々の実験のこと
結果彼女は後遺症つきでも
死にかけた人間や動物を死の淵から蘇らせる事にも成功している

彼女の過去の目的は…そう、死んだ恋人の蘇生だった
最終的には世界結界に影響を与えかねない禁忌中の禁忌の研究
盗まれたのはその研究レポートだったのだ

「…成程、学園本部には持ち出せないわけや
…まったく、片手間に探しておくわぁ
見つかることは期待せぇへんでな?」

「……助かるわ♪それじゃあお願い…ね♪」

そう言ってメイガスは颯爽と社長室から出て結社から去っていった
ため息をついた踊壺はそのまま一人社長室にて呆けてしまう

時間は丁度下校時刻、早めに帰った踊壺は社員の来訪を待っていた。

『銀誓館学園から、メッセージが届いています』

「にゃ?はいはい。」

電子的な音声の後、リモコンで社長室の端にあるテレビを起動すると
待ち受けていたかのように運命予報士の少女が姿が映った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~真・孤独のミステリーハウスへ
私たちはどこまでいっても反(半)存在よ…

それは貴女にはずっと判らないかもしれない…

私も目が覚めたらすべて忘れるでしょう…

でも、いつか再び私たちは絶対巡り合う…

それが運命の糸(意図)…

銀色の雨が織り成す数多の運命の逆再生…






その日、燕糸・踊壺(b32648)はクラスで奇妙な噂を聞いた。

誰もが住まなくなり、ゴーストタウンとなりかけていた土地の話。

少し昔、そこには何かの実験施設があり、そこの主人は能力者で

ゴースト関連の毒や弱った動物の治療をしていたという…

しかし、その人物が謎の失踪を遂げた後…

その土地には彼女が集めた詠唱銀が囁く声が残ったという。




「あ…。」

「あら…?」

踊壺が気になってその土地に行くと、途中で一人の女性と出会った。

スタイルのいい体を黒いコートで覆い、銀色の瞳を悲しく光らせる女性。

「…なにか?」

「あ、いえ…ここになにか怪奇現象が起きてる聞ぃて来ました。」

その女性はくすりと笑って答えた。

「…あぁ、貴女能力者ね?それとも来訪者?」

「…!はい、土蜘蛛の踊壺いいます。」

どうやら彼女も能力者のようだ。

「大丈夫、私も今此処に帰って来たところだから。」

「え?」

「私はメイガス…メイガス・モルガーナ。

此処の主人よ。」

彼女、メイガス・モルガーナ(受け継がれる狂気・b04105)は、にっこりと微笑んだ。



その場所には古びた小屋があった。

噂どうり、囁くような声がせわしなく聞こえてきた。

「これは…?」

「暫くでもずいぶんと寂れるものね。」

彼女が一歩小屋に足を踏み入れると、囁く声が瞬時に消えた。

「…まだ施設は生きてるわね。」

満足げに言うメイガスに、踊壺は問いかけた。

「これは…この施設は一体何なん?」

…メイガスは、部屋の電気を点けながら語り出した。

「…貴女は、大切な人を失ったことがある?

その人が目の前で亡くなったことが…」

「…!!」

「私の大切な人も魔弾術士でね、リリスの毒にやられていたの。

奴に殺された後、リビングデッドとして奴に付き従わせる為の…

リリスは倒したけど生きながらにして死んでいく彼を…

当時はまだ能力者でなかった私は、自分の家に匿う事しかできなかった…。」

踊壺は、ただ話を聞くことしかできなかった。

「そしていずれ能力者が来て、リビングデッドとして彼を駆除した。

私は欠片を集めて、非合法に集めた詠唱銀で継ぎ接ぎして体だけを保存した。」

メイガスは地下への重い扉を開けた。

「いつまで経ってでも、絶対に蘇生させるつもりだったんだけどね…」

途中に見たのは、壁にかけられた写真。

「好きな人ができてね、気がついたら私は逃げていたわ。

新しい幸せから、差し伸べられた手から逃げたの。」

重く開かれた扉の奥には、大きな水槽があった。

「気がついたら、私はあと半年で卒業する。」

「あっ!!」

ガシャン!!

メイガスが端末を操作すると、水槽の中の保護液が流れ出し…

中には、詠唱銀の塊が無数に転がっていた。



「これからどうするん?」

「…そうね、まずはこの土地をまともにしないと…ね。

マンションでも建てようかしら♪」

「…いつか、遊びに来てええ?」

「…そうね…その時までには、此処も賑やかになっているはずよ…。」




「夜になると何かの囁き声が聞こえる。」といういわくのある土地。

誰も近寄らず、ゴーストタウンになりかけていたその土地には現在、小さな寄宿舎が建っているとか。
「イグニッション!!!!!!」

その声と共に、燕糸・踊壺(b32648)の手に翳されたカードから

独鈷型の念動剣が展開される。



同時に踊壺は大きく後に引いた。

大鎌の威力は致命的なれば…遠距離から攻撃し、

武器を下ろさせるしかない。

しかし、『背徳の魔女』はそれを許さず、近距離からの攻撃に徹する。

1本の念動剣を使い、辛うじて防御しきれている状況…

攻撃になど移れるはずもない。

ギキィン!!!!

「ッア!!」

一撃、強い鬼魄系攻撃で後方に弾き飛ばされる。

「…!!これで…!!」

これで遠距離からの攻撃に移れる…そう考える間もなく

『魔女』は大鎌を踊壺へと構えた。

「I'm 『Mages(メイガス)』 Burret Shooter.」

魔女の囁きと共に真紅の魔方陣が形成される。

『魔弾の射手』…魔弾術士のアビリティである。

増幅された魔道の力は、大鎌の穂の先端に焔として収束される。

「Fire Burret.」

強大な焔の魔弾が踊壺を襲う。

「うわあぁっ!!」

防ぎきれずに炎の塊を受ける。

防護服の効果で多少の火傷と軽傷で済んだが

それは踊壺の動きを鈍らせる分には十分な効果があった。

急速の斬撃が踊壺の頬を掠め、今や首を刈られんとする状態となった。

「…まだやえ!!」

回転動力炉をフル稼働させ、念動剣を最大出力で振るう。

念動剣独特の軌道が絶体絶命の状況で大鎌を弾く。

そこから踊壺も攻撃に転ずる。


「悲しいわ、確かに私たちは今執念で戦っとる。

でも、今大切なのは何でとか、どう戦うかちゃう…

戦って、その先に何を得るかや!!!!!」


「前言撤回ね、同じ存在でありながら違う者…

私はいつか絶対に取り戻して見せる…それが世界の定義に反しても

…構わない!!!!!」




「「分からず屋!!!!!!!」」




…存在と、意味と、理想と、願い…

…過去への願望と未来への衝動…

いつしか彼女達はそれを全力でぶつけ合っていた。

即ち、同じでありながら正反(半)対の『意思』のぶつかり合い。

それは正反対に回る駒がぶつかり合う光景によく似ていた。

そして数百の殺陣という舞踊の末、二人は向き合い、構えた。

その狭間を挟むのは二枚の魔方陣。

「帰ろう!!一緒に進もう!!!!」

「それも一興!!だが、私達は相容れない!!!断言する!!!!!!!」






「「Fire Burret!!!!!!!」」







そして、いつの間にか来ていた夜が…明ける。
微かな頭痛に燕糸・踊壺(異形の訂正者・b32648)は目を覚ました。

そこは静かな丘、朝でも夜でもない『黄昏の空間』だった…

ただ、自分が何故此処にいるのか、それまで何をしていたのか…

思い出すことができない状況に頭を更にかき回される。



「…ッ!」

突然背後から語りかけられて、ビクリと背筋を強張らせる。

後ろを向くと、そこにはスタイルのいい身体を黒いコートで覆い隠し

銀色の瞳を悲しく濁らせた女性がいた。

「貴女は…?」

踊壺は言いかけた所で思い出した。

知るはずのない記憶、かつてどこかで語り合った『背徳の魔女』。

「ここはある人間の意志に『私』の意思を働きかけて作った場所。

…いや、貴女もあの時からそれを望んでいたんじゃあない?」

クスクスと笑う『魔女』は懐からカードを取り出す。

「…イグニッション…。」

それは能力者の証、カードは複雑な溝の掘られた大鎌へと姿を変え

彼女は『背徳の魔女』の本性を現した。

「私はそんな事望んどらへん、貴女もその筈や!」

「なら貴女、 何 故 其 処 に 居 る の ?」

端整な目を細め、静かな怒りを込めて『魔女』は問う。

踊壺はその威圧感に思わず後ずさる。

「…それは、私の意志や…確かにそれは私の意志や!!

でも、貴女にだって選ぶ権利はあるはずや!!」

ブオッ………「うわ!!」

ズガシュッ!!!!

『魔女』が大鎌を振り下ろすと、整った地面が醜く抉れた。

彼女の大鎌はゴーストを刈るための鎌ではない。

その複雑に彫られた溝で詠唱銀を多く含むゴーストの体組織を抉り取るための大鎌。

そんなもので切り裂かれれば詠唱銀で守護された能力者や来訪者でさえ…

重症ではすまされない。

「…こんなこと意味ない…

貴女がそうでもしなきゃ気が済まないというのなら…





…私は…負けてあげない!!!!!!!!!!」







「!!!!!!!イグニッション!!!!!!!」










反(半)存在との戦いの幕が…切って落とされた…。



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HN:
Yoko.Enshi. with Magus.Morgan.A.
年齢:
1070
性別:
女性
誕生日:
0948/09/26
職業:
蜘糸商会 社長
趣味:
機構弄り
自己紹介:
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この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する
『シルバーレイン』の世界観を元に、
株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
 イラストの使用権は作品を発注したお客様に、
著作権はかがり紅路絵師に、
全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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800年の封印から目を覚ましてくれたのは小さい巫女やった。私も巫女も、大きな力の前では何もできなくて。『土蜘蛛戦争』で巫女が戦いに出ても、見送ることしかできなくて…。彼女は先に逝ってもうた。
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