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■それぞれの決意
蘭の依頼に、蜘糸商会の面子は屋敷に行くことを決意したようだ。
しかし、ここで問題がひとつある。
蘭を、共に屋敷に連れて行くか否かということである。
黒城・文(黒の継承者・b34449)は、蘭にいくつかの質問をした。
それは、父の残酷な姿を目の当たりにした蘭のことを思っての事だった。
「蘭さんは向こうに行って、どうするつもりなんですか?」
「父さんはこの鍵を大事に持って、これは私と母さんを繋ぐ
大切な鍵なんだって言っていました。」
恐らく、屋敷に住み着いたゴーストもまたアンチェスターの家に
縁のあるものなのだろう。
「父さんと母さんの間に何があったのか…知りたいんです。」
黒城・文の問いに蘭は、決意のこもった瞳で答えた。
そこに、平賀・双葉(禊がぬ織り手・b32970)が問う。
「貴女の危険は一緒に行く皆の危険になるのよ?」
その問いに蘭は俯く。
そこまでの覚悟がると言うのならと、平賀・双葉はそれ以上のことは語らなかった。
「大丈夫、蘭さんの身はボク達が守ります。
家族を奪われた悲しみは…ボクも、少しだけ分かりますから」
黒城・文は勇気付けるように言った。
「…ありがとう御座いますっ。」
嬉し涙をこぼす蘭。
役者は揃い、業の渦巻くミステリーハウスの冒険が始まろうとしていた。
冒険結果…成功!!
~~作者コメント~~
時間がかかってもうて本当にすいません。
今回も、プレイングと矛盾してるところがあったら遠慮なく申してくださいな♪
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